虹についての記述は、聖書ではノアの洪水以後に出てくる。<創世記9:13>に「わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それはわたしと地との間の契約のしるしとなる。」とある。これは、霊である神が再び肉の空間であるこの地上を洪水によって滅ぼさないという約束であり、肉の空間であっても霊である神のわざがなされ、その中で神のご計画どおりにすべてを導いていくという意味である。

<ヨハネの黙示録4:3>には「その方は、碧玉や赤めのうのように見え、その御座の回りには、緑玉のように見える虹があった。」とあり、虹が神の御座を取り巻いていることを教えてくれる。人との間で約束をするとき、それを保証するために何かのしるしを与えるように、神も世との契約のしるしとして、神の御座を取り巻いている虹を見せてくださるのだ。だから人の科学や知識で説明できない不思議な虹が現れたら、その意味を探り窮めてみるべきだろう。


雨が降った後に現れる一般の虹とは違う

一般に、虹は空気中の水滴によって太陽光線が反射・屈折して、雨が降った直後に太陽の反対側に七色のアーチ型に現れる。最近は大気汚染のため虹を見るのが難しくなっている。しかし1998年5月15日、万民中央教会の上空に太陽を取り巻く丸い虹が現われてから、マンミンの聖徒たちは国内外の教会の上空とキャンプなどの行事や宣教現場で虹を見ている。神が霊の空間を開いて、愛する聖徒たちに神の御座を取り巻く虹を見られるように働いておられるのだ。


太陽を中心にした丸い虹といろいろな虹

2000年8月、神は公義のうちに太陽を中心にした四重の丸い虹を見せてくださった。一つの丸い虹は「あなたとわたし、皆が真理にあって一つ」という意味で、父なる神が私たちを子どもとされ、摂理のうちに一つになるようにしていくという約束の意味が込められている。また二重、三重の丸い虹は天が分れていることを示し、二重の虹は第二の天を、三重の虹は第三の天を開いて見せてくださっているのだ。

たとえば三重の丸い虹は、第一の天、第二の天、第三の天にかかっている虹が重なって見えていることを示している。したがって、四重の虹は初めの神がおられる第四の天の空間までも開いて見せてくださっているということだ。

2003年4月、ドバイ聖会の時に見せてくださった丸い虹は「父なる神の一つの空間の中ですべてのものがなされるようになる」という意味であり、結局、三位一体の神の働きによってすべてのことが施されるという約束の意味を込めている(写真1)。

「2006年コンゴ連合大聖会」の時には、宣教チームが乗った飛行機の外に新しい形の虹が現れた(写真2)。丸い虹の上に扇型の虹が濃く広がっていて、丸い虹の左右と下から強い光が放たれていた。


約束の成就を意味する指輪型の虹現われる

2010年4月には、万民中央教会の十字架塔の上空に指輪型の虹がかかって、聖徒と住民を驚かせた。まるで太陽をダイヤモンドとしてはめ込んだような指輪型の虹と、太陽を中心にした丸い虹が合わさったような形だった(写真3)。これは、地の果てにまで伝えられた聖潔の福音を通して実を結ぼうとされる神の摂理が成就されて、カナン聖殿、大聖殿など、終わりの時の摂理を成し遂げようとなさる神の約束を意味している。

2011年1月には、ムアンの甘い水の泉の上空に複合的な虹が現われた(写真4)。太陽を中心にした丸い虹と、その上の両側にダイヤモンドをはめ込んだように鷲の翼のような虹がのっていて、その外を取り巻いた半円の虹と、その上の12時方向に鮮やかな扇型の虹がのっていた。ムアンの甘い水の泉は、マラの苦い水が甘い水になったように(出エジプト15:25)、全羅南道にあるムアン万民教会の海水が流入していた塩辛い地下水がイ・ジェロク牧師の祈りで甘い水になった奇跡の現場だ。



今年6月、教職者会長イ・スジン牧師を講師に行われたロシア宣教出張の時も、毎日、大きい半円の二重の虹、丸い虹、直線の虹など多様な虹が見られた。また6月30日から7月2日まであった2014年全国地域長・組長・区域長教育の時も、虹を見ながらいつもともにいてくださる神の愛を感じて、すべての日程を幸せな心で終えることができた。