<写真説明>左から妻チョ・ヤンジ執事、息子ジュニョク、ヤン・ソンデ長老、娘スジン

カメラの前にあるすべてのものをデザインするという、MBC文化放送の美術センター美術監督兼デザイナー、ヤン・ソンデ長老(2大大14-1教区、3-2男性宣教会)。テレビの教養、娯楽番組のスタジオ制作と、美術作品のディスプレイ、テーマパーク企画などの分野で25年以上のキャリアがある。

「デザインにインスピレーションとアイテムを下さる方はただ神様だと悟った後、すべてを神様にゆだねると、周りにあるすべてが作品の素材になりました。」

昼も夜も仕事に埋もれていた1991年のある日、彼は夢の中で、白い棺の上に死んで横になっている自分を見た。驚いた彼は、翌日、いつも自分を伝道していた同僚の後についてキリスト教の集会に参加、主イエスを受け入れる。その後、恵みに満たされている生きた教会、熱く祈る教会を探した。
1995年のある日、万民中央教会のダニエル徹夜祈祷会に参加した彼は、毎夜、熱く祈り求める聖徒たちの姿を見て、「まさにこの教会だ」という確信を持つ。以前、ヨーロッパ伝道旅行中に読んで恵みを受けた『死の上がり框で味わう永世』の著者イ・ジェロク牧師がこの教会の堂会長だということは後日わかった。

彼は教会のデザイン宣教会で奉仕しながら、信仰を育てていった。イースターのカンタータ、教会創立祝賀行事など、各種の教会行事の舞台をデザイン、また、海外連合大聖会の時には講壇を企画・製作した。特に2002年、延べ人数300万人以上が参加したインド連合大聖会は、彼にとって忘れることができない。

「インドのチェンナイ市マリーナビーチに到着して、講壇を設計するために広大な砂浜を見ながら構想していましたが、位置と形があっという間に心に描かれました。そのデザインを聖会準備委員会に見せたところ、その大きさと規模に言葉がありませんでした。神様が先に光景を思い浮かべさせてくださらなかったなら、あんなに多くの人数が押し寄せるとは想像もできなかったでしょう。」

彼は聖書のみことばを仕事に適用した。自分の意見に固執するのではなく、顧客の話に耳を傾けて、誠実に正しい道を歩んでいった。すると神様は彼を導かれた。「2002年ワールドカップ前夜祭」のデザイン公募、「2007年KBS 9時ニュース」のスタジオ制作公募に当選したのである。ニュースのスタジオ製作のためにCNN、BBC、NBC、NHKなど世界の有名放送局を見学もした。

彼は「すべてが知恵とインスピレーションを下さった主の恵みです。神様の働きに必要な世界最高の技術が与えられるように、神様が祝福してくださいました」と語る。神様の愛で和やかな家庭を作ってくださったことにも感謝を忘れない。「これからもっと神様に愛される息子になります。いのちのみことばがあるこの教会に導かれた私は、最高に祝福された人です」と彼はためらいなく告白する。