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ニュース > 証し
| 万民ニュース   第 77 号 | HIT 11053 | DATE 2009-09-27
 
幸せ満点、喜び満点、愛情満点、うちの家族



パク・スリョル執事(2大大15教区)

左から息子サンギュ、夫イ・ジェウ聖徒、娘ヘリム、本人

「君、僕、きょう交通事故にあったんだ。」
「えっ? 本当?」

交通事故から守られた夫

その時も夫が冗談を言っていると思った。事故にあったようには全然見えなかったからだ。話はこうだった。自転車で通勤している夫は、横断歩道を青信号で人が半分ほど渡っていた時に渡り始めたが、曲がってきたタクシーとぶつかったのだ。ところが、痛みはおろか、地面に落ちる感じさえなかった。
急いで到着した救急車で病院に行って、いろいろ検査を受けたけれど、全く異常がなかった。夫はむしろタクシーの運転手を心配して、刑事処罰を受けないように話をしただけでなく、示談金も要求しなかった。
夫を守ってくださったすばらしい神様に感謝するばかりだった。何よりも夫が相手のことをまず考える人になったことがうれしかった。前ならばすぐ入院していたはずなのに、神様のみことばがそれほど夫を変えさせたのである。わずか数年前も私が教会に通うのを良く思わなかった、迫害していた夫ではないか。

過ぎし日

1992年、「万民中央ニュース」を読んで恵みを受けた私は、ダニエル徹夜祈祷会に参加した。祈っているうちに聖霊に満されると、誰が勧めなくても万民中央教会に登録して、熱い信仰生活が始まった。実は、以前も信仰生活をしたことはしたが、天国と地獄があるという確信がなかった。ところが、目に見えるように、手で触れるように確かに信じられるようにしてくれる堂会長イ・ジェロク牧師のメッセージを聞くと、私の魂はまるで水を得た魚のように、生き生きとしき始めた。
私はみことばの海にたっぷり浸り、ひたすら天国に向かって走っていたから、周りを振り返る暇がなかった。ますます募る夫の不平も、子どもたちの悩みも、目に映らなかった。私の心にぎっしりと満たされた主の愛と天国の望みで慰められた。夫との葛藤は深くなっていった。今思えば、実に知恵のない私だった。家族福音化のために祈っているうちに、神様はふっと私の欠けているところを悟らせてくださった。
「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えない神を愛することはできません。」(第一ヨハネ4:20)
夫を心から愛せない私の姿を発見して、涙で悔い改めた。これまでおろそかにしていた家庭を顧みて、夫の厳しい言葉にも、笑顔で「そうね、次は気をつけるわ」と言いながら、夫の心を推し量って仕えようと努めた。

息子をいやしてくださり、夫を導かれた神様

そのうち、当時小学校6年生だった次男サンギュが、ボール遊びをしていて倒れ、足の指が折れた。おなかの中にいた時から教会に通ってたサンギュは、具合が悪ければいつもお父さんの言うことを聞くだけだったが、その日は「お父さん、僕、病院に行きたくない。教会に行って、堂会長先生に祈りを受ければなおると思う。お父さんさえいいと言ってくれれば、僕はそうしたい」と言った。
その主日、夫はよく歩けないサンギュを教会まで連れていった。サンギュは海外出張中の堂会長先生の代わりをして、チョ・スヨル牧師に神の力が込められたハンカチの祈り(使徒9:11-12)を受けた後、すたすたと階段を走って下りていった。その姿を見た夫は、その日から主日大礼拝をささげるようになった。

握手だけでいぼが消えた

「お母さ~ん、いぼが消えた!」ヘリムの声が浮き立っていた。「あら、本当になくなったね!」手の甲にあった大きないぼが今はない。ヘリムは3年前から足と膝、手の甲にいぼが30個くらいあった。手の平にボールペンで「いぼのいやし」と書いては堂会長先生と握手しただけなのに、いぼが一つ消えたのである。思春期の少女ヘリムにとって大きないぼは傷になっただろう。
信仰が与えられたヘリムは、一週間後に堂会長先生に祈りを受けた。その後、小さいいぼの一部は消えて、一部はポロポロと目に見えて取れ、嘘のようにきれいになった。このことで神様の愛を感じるようになったヘリムは、以前とは違って霊とまことによって礼拝をささげている。
ところが、娘よりもっと喜んだのは夫だった。ヘリムの手を見て、いつも心を痛めていた夫は、大喜びして主日夕方礼拝まで完全にささげて十分の一献金をする信仰になった。だから神様は、公義の基準を満たした夫を交通事故からも傷つかないように守ってくださったのである。
主日になれば家族全員が並んで座り、礼拝をささげられるようにしてくださいという願いに答えられた私は、とても幸せだ。その上、今は金曜徹夜礼拝を終えて家に帰れば、朝ご飯の心配をしなくてもいいように夫がぐっすり眠ってくれていて、もっと感謝だ。
過ぎた日を振り返れば、もっとよく仕えなかったことが夫に対して申し訳ない。夫もまた、良い教会がわからなくて迫害したことを内心すまなく思っているようだ。確かな体験と細やかな愛でわが家を信仰の道に導かれた愛の神様に、すべての感謝と栄光を帰す。




写真説明:いぼがいやされたヘリムの手(祈りを受ける前:左、受けた後:右)


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