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ニュース > 証し
| 万民ニュース   第 121 号 | HIT 7388 | DATE 2012-11-25
 
「僕の心に主がおられるから 幸せと祝福があふれます」



キム・ドンホ兄弟(セジョン大学漫画アニメーション学科4年生)


母チョン・オンナン執事、弟キム・ミンホ兄弟(右)とともに



大学卒業を控えて、過ぎし日を振り返ってみると、一日一日が祝福の毎日でした。目標もなくさまよっていた僕が、主の恵みのうちにこれから堂々とした社会の一員として一足を踏み出すかと思うと、胸が熱くなります。


貧しいことが嫌でさまよった子ども時代

小さい時、僕の家は近所で一番豊かでした。でも僕が小学校5年生の時、父の会社が不渡りを出して、家族は地下の貸し部屋を転々としながら借金の督促に苦しめられました。貧しいことがぞっとするほど嫌で、友だちと一緒に外を遊び回っていただけの僕は、ずいぶん両親の気をもませました。

1997年1月、両親の後について万民中央教会に登録しました。毎週教会には行きましたが、礼拝をささげるより友だちと会って遊ぶほうが面白かったです。世の快楽を追い求めて生きていました。三浪したあげく、セジョン大学の漫画アニメーション学科に入学しましたが、ましになることはありませんでした。

2006年11月、父が突然、心筋梗塞で亡くなりました。教会ですべての葬儀の手続きをしてくださってとても感謝しましたが、僕の信仰は大して変わりませんでした。勉強よりは酒、タバコを楽しんで、世にどっぷり浸かって生きていたし、軍に入隊した後は全然教会にも行かないくらいでした。

2010年1月、除隊する頃、僕は悩むようになりました。これまでやり遂げたことが何もなかったからです。その時、何となく教会に帰ろうと思いました。ただし「除隊したら、たった半年だけ僕の好きなとおり生きよう。その後は本気で教会にちゃんと通うぞ!」と決めて、奨学金をもらって語学の資格証明を取ろうという自分なりの目標を立てました。でも、僕の思いどおりになりませんでした。


主に導かれて始まった新しい人生

自分に約束した半年が終わって、2010年8月、夏のキャンプに参加しました。マンミン祈梼院のイ・ボンニム院長先生の聖霊充満祈祷会の時間、涙がボロボロこぼれました。いよいよ聖霊様のタッチが始まったのです。

「僕に涙なんか流す資格があるんだろうか?父なる神様に血の涙を流させて、数えきれないくらい主を十字架につけた僕が。」でも申し訳ない気持ちもしばらくで、「どんなに困らせても僕は神様の子どもだ!」と思うと、心が安らかになりました。その時から、あんなに好きだった酒とタバコをやめました。

そのうちに「神様の国のために絵を描くようになるのかな」と思うようになりました。はたして、決断して悔い改めた僕に祝福がやって来ました。クリスチャン新聞に連載されている堂会長イ・ジェロク牧師先生の「箴言講解」のイラストと、教会学校の教材のさし絵を描いてほしいと提案されたのです。家庭の事情でパソコンがなくて困っていたのですが、驚いたことにその週に買えるようになりました。

僕はさらに決断して、過ぎし日の過ちを心から悔い改めると、堂会長先生にとりなしの祈りをお願いしました。その後、主の温かい愛が感じられて、世のものが一つ一つ断ち切られました。まるで生まれ変わったようで、喜びが押し寄せてきました。世の楽しみを求めていた時とは比べられない喜びでした。

2011年6月頃、夢で、黒は神様が嫌われるから黒いインクは使わないほうがよいと堂会長先生が悟らせてくださいました。その後、前に使っていた黒い線を全部こげ茶に変えました。周りの人たちにもほめてもらって、実力もぐんぐん上がりました。7月末には校内コミックマスターK大会で受賞、賞金ももらって、良い条件で絵画教室の講師もすることができました。


災い転じて福となった母の病気

特に今年はもっと大きな信仰を持てるきっかけがありました。4年前、大きい手術をした母は時々健忘症の症状を見せていましたが、今年の初めからはもっとひどくなりました。

4月末、ある勧士さんが電話を下さいました。母がでたらめに話す姿を見ると、普通でないと言うのでした。一瞬、目から熱い涙がほとばしりました。普段から健忘症がひどい母をとがめていたことが思い浮び、悔い改めました。

脳波検査の結果、記憶喪失症でした。さらに中風につながるかもしれない深刻な状態でした。再検査を前にして、自分の信仰を顧みました。「僕ははたして霊的な信仰生活をしていたのだろうか?祈るとき、同じことを祈っていたのではないか?」心に引っかかるたびに切に悔い改めました。そして母に何の異常もありませんようにと祈りました。

母は電話音声サービスで堂会長先生のいやしの祈りを何回か受けました。また、教区長の先生とカナン宣教会の総連合会長さんが神の力が込められたハンカチ(使徒19:11-12)で祈ってくださいました。いよいよ結果が出ましたが、脳に何の異常も見られないとのことでした。ハレルヤ!


神様の愛であふれる祝福

実は、うちの暮らし向きが厳しくて、僕は堂会長先生が下さる奨学金で学校に通っていました。「堂会長先生はご自分のためのチャジャンミョン一杯の代金も節約して、施しをしてくださったのに……。」信仰のこともわかってくると、その恵みに報いようと熱心に勉強するようになりました。その結果、昨年の二つの学期は奨学金を、今年1学期はオールAプラスの成績を取りました。

それだけでなく、卒業作品を選ぶ時も堂会長先生に助けていただきました。昨年末、堂会長先生が『三国志』を読んで信仰につないでみなさいと言われたとき、「卒業作品を三国志にしたら」とアイディアをもらいました。

卒業作品展を終えた僕は、良い条件で就職までできました。今まであふれる愛をいただいたので、これからはその愛を伝える者になりたいです。過ぎし日の過ちを洗いきよめて、霊肉ともに祝福してくださった三位一体の神様にすべての感謝と栄光をお帰しします。




教会学校の教材のさし絵を描いているキム・ドンホ兄弟


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