パク・インシク執事(韓国、ムアン万民教会、㈱ウリムE＆C代表) ▲ 妻キム・ウンギョン執事、娘ソマン姉妹、息子キョンミン兄弟と一緒のパク・インシク執事


私は小学校を卒業した後ソウルに来て、昼は働いて夜は高卒認定試験の予備校に通って勉強しました。その後、全羅南道のクァンジュ広域市に行って、中華料理店のコック長として働きながら、1988年に結婚しました。でも私たちは性格の不一致でけんかが多く、父が母にしたように、私も酒に酔えば、立ち向かう家内を殴ったりしました。こんな自分を見て、私は「こんなふうに生きているよりは死にたい」とよく思いました。

1993年からは電気の仕事を始めましたが、ギャンブルに手を出して多くの借金をかかえました。酒と暴力、ギャンブルまでするのですから、家内は酒に酔って氷酢酸を飲んで自殺を図ったりもしました。幸い新クァンジュ万民教会の聖徒さんに伝道されて、家内は2003年5月から教会に出席し始めました。

家内は教会に通いながら健康になって、幸せそうでした。私も家内を教会まで車に乗せてあげて、礼拝を何回かささげるようになりましたが、映像で堂会長イ・ジェロク牧師先生の説教を聞いてみたら、心が安らかで気持ちが良くなりました。新しくなりたくて、2004年1月から信仰生活を始めました。

そうしていたある日、主日を守らないで母と一緒に遊びに行って、事故に遭いました。このことで私は主日を守りながら酒とタバコも断ち切って、教会で奉仕もしながら、熱心に信仰生活をしました。新たに始めた消防設備業もうまくいきました。

けれど、2008年頃から全羅南道の建設業界に不況が来て、私が営んでいた会社も大打撃を受けて、3～4億ウォン(約3～4千万円)の借金を負うようになりました。苦しみのあまり、私はより所を探して世の友だちに会うようになりました。再び以前の生活を追って酒、女、ギャンブルにはまってしまいました。3か月くらい放蕩しながら生きているうちに、心で「やめなさい。やめなさい。やめなさい」という声を聞いて、目を覚ましました。

私は2009年1月から4月まで三日断食を七回しながら、徹底的に悔い改めました。また、悔い改めと決断の心を込めて、堂会長先生に手紙を書きました。2009年5月、堂会長先生は私を叱るのではなく、温和なまなざしで微笑みながら「執事さん、今まで積んできたものが全部崩れてしまいました」ともどかしそうに言ってくださいました。それでも私は赦してくださった神様に感謝して「涙でとりなしの祈りをしてくださった堂会長先生の愛に報わせていただくために、どうすべきだろうか」と探り窮めました。

2010年11月頃からは、ムアン万民教会に出席しながら本格的にみことばどおり生きようと努めて、懸命に働きました。すると事業の場にも祝福が臨んだのです。2013年には約57億ウォン(約5億7千万円)相当の工事を受注できて、事業規模が大きくなっていきました。他の会社は仕事がなくて社員を減らしているところでしたが、うちの会社には着実に仕事が入ってきました。

また、2013年10月には、私のような人に出会って変えさせてくださった父なる神様と主の愛、新しい人生を送れるように真理のみことばで養い育ててくださった堂会長先生の愛を、心の奥深く再確認する時間がありました。出勤する前、1時間ほど祈れば、悔い改めの涙がたくさん流れました。この時間を通して、いつも喜んでいて、絶えず祈って、すべてのことについて感謝できる信仰の岩の上に立てました。

2014年新年からは、一日中現場で仕事をしていくら疲れていても、家に帰ればシャワーをした後、清潔な服に着替えて、正座して聖書を精読しました。「しなさい、してはならない、守りなさい、避けなさい」とあるみことばを記録して、その心を耕すために祈っていきました。父なる神様と主の愛を深く悟る幸いな時間でした。また、神の国が広げられることならば、心を尽くして献金を力いっぱいしました。すると、蒔けばその刈り取りもするようになさる神様が事業の場にも驚くべき祝福を下さいました。

何より大きい祝福は、美しい御霊に属する心を耕して、神様に愛されて認められたことです。今は家族が一つになり、毎日祈って、教会でも手本になる幸せな家庭になりました。死にたかった世、今は生きがいがあります。人生のまことの価値と幸せを悟るようにして祝福された神様に、すべての感謝と栄光をお帰しします