コ・ジェヒョン執事(61歳、韓国クァンジュ万民教会)

私は小さい時からよく聞こえませんでした。生まれて間もない時から両方の耳から膿が出ていたそうです。成長すると右耳はある程度聞こえても聴力は低かったし、左耳はほとんど聞こえなかったのですが、後になると全然聞こえなくなりました。
20歳の時、大病院で検査を受けたのですが、お医者さんは「左耳は慢性炎症のせいで鼓膜がなくなっています」と言いました。手術するには両耳しなければならないが、まかり間違えば右耳まで聞こえなくなる可能性もあるから、そのままにしておけばいいと言うのです。40年前なので、今のように医学が発達していないからそう言ったようです。その後も耳から膿がよく出ていましたが、特に左耳からたくさん出ました。

2017年には鼻がよく詰まって、耳鼻咽喉科に行って耳も診てもらいました。お医者さんは、左耳の鼓膜がないが、今は医学が発達しているから手術をしようと薦めました。でも、私は1998年から万民教会で信仰生活をしていて、堂会長イ・ジェロク牧師先生のただ一度の祈りで細菌性のフケがいやされたし、視力も良くなる体験をしたので、神様にいやされようと決心しました。それで、礼拝のたびに信仰によって堂会長先生のいやしの祈りを受けたら、いつの頃からか膿は出なくなったのです。
けれど、左耳は相変わらず聞こえませんでした。職場で誰かが呼んでも聞こえなくて、業務を指示されてもよく理解できないからもう一度尋ねることが常で、周りはいつも私に気を遣わなければなりませんでした。また、電話が来れば右耳に当てて受けていましたが、聴力が正常以下で、いつもじれったい思いをしていました。

そのうち今年3月末、湖南地方会主催でイ・スジン牧師先生(イエス・キリスト連合聖潔会副総会長)を講師に「聖霊の満たしを求める祈祷会」があるという知らせを聞きました。この機会に必ずいやされて神様に栄光を帰したいと思うと、私の心は熱くなりました。
ついに4月15日、「聖霊の満たしを求める祈祷会」の時間に、堂会長先生に祈りを受けて神の力が込められたハンカチ(使19:11～12)でイ・スジン先生が全体に祈ってくださったのですが、聖霊の火が臨んで全身が熱くなりました。左耳からはブーンという音が大きく聞こえ始めたのです。急いで手で右耳をふさいで聞いてみると、左耳から先生の祈りの声が聞こえるのです。ハレルヤ！
前は左耳が全然聞こえなかったのに、今は右耳をふさいでも、近くにいる人の話し声が聞こえます。鼓膜がなくなって全然聞こえなかった耳をいやしてくださった創造主なる神様に、すべての感謝と栄光をおささげします。